カイガラムシ
(ワタカイガラムシ、ルビーロウムシ)*Drosicha corpulenta* / Coccidae
形態・見た目
カイガラムシ(カイガラムシ上科)は観葉植物の最も一般的な吸汁性害虫の一つです。成虫の大きさは2〜5mmで、楕円形から細長い楕円形、灰褐色から白色で、白い蝋状の粉末やフィラメントで覆われています。雌は翅がなく植物に永久に固定され樹液を吸います。雄は微小で翅があります。一齢若虫(クローラー)は定着前に移動します。22〜28℃では、サイクルは4〜8週間かかり、年間2〜4世代があります。蝋状の被覆は接触殺虫剤に対して強い抵抗性を提供し、いったん定着すると防除が困難になります。
習性・隠れ場所
カイガラムシは広範な宿主の植物の樹液を食べます:ポトス、パキラ、ドラセナ、多肉植物、柑橘類、多くの観賞植物。屋内では、茎、葉腋、葉の裏面に付着します。クローラーは鉢土表面や鉢の縁を移動して摂食場所を探します。植物同士の接触、共有の受け皿、排水穴を通じて拡散します。新しく購入した植物が主な侵入源です。温暖多湿で換気の悪い条件を好みます。
健康被害・リスク
- 樹液の吸汁は葉の黄変、巻き込み、早期落下、成長阻害を引き起こします。重度の寄生は枝や植物全体を枯死させます。;
- 甘露を排泄し、葉や表面に滴り落ちて光合成を阻害するすす病の成長を促進します。;
- 1匹の雌は数十から数百のクローラーを産み、近くのすべての植物に急速に寄生します。;
- 蝋状の被覆は標準的な殺虫剤を無効にします。浸透性のある製品を使用するか、クローラー段階に処理します。;
- 軽度の寄生には柔らかいブラシと石鹸水による物理的除去が効果的です。新しい植物を2〜4週間隔離します。
発生時期・地域
中国の華北, 華南, 華中などに分布します. 年1化で, 卵で土中越冬します. 1月から2月にかけて若虫が孵化して樹木に上昇し始め, 2月から3月が上昇の最盛期, 4月から5月が雌成虫による被害のピークです. 樹液を吸収し, 重症化すると枝が枯死することもあります.
| 地域 | 活動期 | 最盛期 | 備考 |
|---|---|---|---|
| N. Hemisphere Temperate (N/C China) | 1月-6月 | 4月-5月 | 早春に被害をもたらし, 夏に入ると樹から降りて土中で産卵し夏眠・越冬します. |
| N. Hemisphere Subtropical (S China) | 1月-5月 | 3月-4月 | 南方では発生がより早まります. |
活動時間:若虫と雌成虫は昼間に枝や幹で吸汁します. 雄成虫は羽化後に飛翔して雌を探し交尾します.
繁殖場所:屋外(街路樹の枝・幹, 果樹, 庭園植物); 屋内(ベランダの鉢植えの枝)