尺蠖(シャクトリムシ)の駆除方法|手作業・薬剤・物理対策

シャクトリムシを防除するにはどうすればよいですか?

シャクトリムシの防除方法には、手作業による除去、化学的防除、物理的防除があります。樹木の大きさと被害の程度に応じて適切な方法を選択します。

手作業による防除(小木や軽度の被害に適する)

  • 揺すって捕獲 — シャクトリムシは驚かされると糸で吊り下がって落ちます。木の下に布を広げ、枝を揺すって落ちた虫を回収します。早朝や夕方は活動が鈍く逃げられにくいため効果的です。
  • 被害枝の剪定 — 虫が密集している枝を切り落とし、処分します。
  • 卵塊の削り取り — 秋と冬に樹皮の隙間を確認し、越冬する卵塊を削り取ります。

化学的防除(広範囲や深刻な被害に)

  • 若齢幼虫期(3齢以前、体長1cm未満)が散布の最適時期 — この段階では幼虫のクチクラが薄く食欲も小さいため、殺虫剤に最も敏感です。4~5齢(2~3cm)になると抵抗性が著しく高まり、摂食被害もすでに発生しています。
  • ジノテフランを含む家庭用殺虫剤を葉の両面に均等に散布します。
  • 幼虫がよく隠れる葉の裏側に焦点を当てます。
  • 幹や木の下の地面にも散布し、落下して再び這い上がろうとする幼虫を殺します。
  • 被害を発見したらすぐに散布します。葉が完全に食べられるまで待たないでください。

物理的防除

  • 灯火誘殺 — 成虫の蛾(シャクガ科)は走光性があります。夜間にブラックライトや殺虫灯を使用して誘殺します。
  • 粘着バリアバンド — 幹にリング状に粘着性の昆虫用接着剤を塗布し、幼虫が地面から樹冠に這い上がるのを防ぎます。

街路樹や庭木での防除

家庭用機器では処理が難しい高木の場合は、専門の散布機器を持つ樹木管理会社に依頼してください。