尺蠖(シャクトリムシ)の見分け方と駆除方法
木から糸でぶら下がっている虫は何ですか?
それは 尺蠖(シャクトリムシ) です。シャクガ科の幼虫です。彼らの這う動きは非常に特徴的です。体をループ状にアーチ状に曲げてから前方に伸ばし、距離を測っているように見えることから、「インチワーム」や「ルーパー」と呼ばれます。春から初夏(4月~6月)は尺蠖の最盛期で、木の下で出会う可能性が最も高い時期です。
尺蠖の見た目
* 体は細長い(2~5cm)。小さな小枝のように見える。
* 色は通常、小枝や葉に合わせて変化する(緑色、茶色、灰色)。
* 腹脚は2対のみ(後端に1対、前方近くに1対)。中央には脚がない。
* 這う時、体を「Ω」の形にアーチ状に曲げ、前方に伸ばす。まるで「測っている」かのよう。
* 静止時は、一端を固定し体を斜めに伸ばし、小さな小枝のように正確に見える(擬態)。
なぜ糸でぶら下がるのか?
* 驚かされると、尺蠖は糸を出して木から落下し、空中でぶら下がる。
* これは防御機構です。脅かされると「緊急脱出」して逃げます。
* 危険が去ると、糸を伝って再び上に戻る。
* 時々、風で別の場所に運ばれることもある。
尺蠖の被害
* 尺蠖は葉を食べる害虫です。木の葉を食べます。
* 食欲は旺盛です。1匹の幼虫が1日に数枚の葉を食べることがあります。大発生時には、わずか2~3日で木全体を丸裸にすることがあります。
* 果樹(ナツメ、カキ、リンゴなど)や街路樹(スズカケノキ、エンジュなど)の柔らかい葉を好みます。
* 葉が丸裸になると、木は光合成ができず、成長阻害、果実の発育不良、さらには完全な不作につながります。2年連続で深刻な落葉が続くと、枝が枯れることがあります。