マダニの駆除・対策ガイド

(ダニ、ヤマビル)

*Ixodes scapularis* / *Amblyomma americanum* / *Dermacentor variabilis*

侵入経路

  1. ペットによる持ち込み:マダニは草、低木、森林地帯、畑の縁でクエスティングします。ペットが植生の中を歩いたり走ったり擦れたりすると、マダニは毛や皮膚に付着して屋内に運ばれます。草の先端にとまって通過する宿主を待つクエスティング行動により、ペットは非常に寄生されやすくなっています。;
  2. 人間の屋外活動:ハイキング、キャンプ、ガーデニング、公園の散歩中に、マダニはズボンの裾、靴下、靴に付着します。後で屋内で落ちて、新しい宿主を求めて這い回ることがあります。;
  3. 屋外用品:ピクニックブランケット、テント、寝袋、バックパック、野草、薪、屋外で乾燥させた洗濯物はすべて、マダニを屋内に運ぶ可能性があります。これらの受動的な輸送経路はしばしば見落とされます。;
  4. 周辺からの侵入:草地、森林、農地、公園に近い家はマダニの圧力が高くなります。マダニはドアや窓の隙間、バルコニーの敷居から這って侵入します。家の近くの野生動物(ハリネズミ、ウサギ、野良猫や野良犬)が庭やバルコニーにマダニを持ち込むことがあります。

駆除方法

  1. 処理前のペット確認:マダニは主にペットと屋外活動を介して侵入します。散布前に、手でペットの皮膚を触って盛り上がったしこりがないか徹底的に確認し、頭部、耳の後ろ、首、脇の下、鼠径部に注意します。付着したマダニを見つけたら、先の細いピンセットで皮膚に近い位置でつかみ、一定の力でまっすぐ上に引き抜きます。刺し口を消毒します。屋外用衣類は60℃以上のお湯で洗うか天日干しします。ペット、子供、食べ物、食器を処理区域から移動させます。スプレーボトルをよく振ってください。;
  2. 重点処理区域:ドアや窓枠の隙間と敷居 — 屋外からのマダニの主な侵入経路。バルコニーの床と壁の縁 — 特に1階の部屋で、マダニが這って侵入できる場所。ペットベッドとその半径1m — マダニが落ちて這い回る場所。玄関とドア周辺 — 屋外の服からマダニが落ちる可能性がある場所。カーペットと玄関マット — マダニが落ちた後の隠れ場所。幅木と壁の接合部および床のひび割れ — 屋内の這い回り経路。廊下の入り口と共有廊下 — 集合住宅での分散経路。;
  3. 散布方法:スプレーヤーを表面から20〜30cm離して持ちます。ドアや窓枠と敷居の隙間に浸透を確保しながら徹底的に散布します。バルコニーの周囲を壁基部に沿って散布します。ペットベッドエリアと玄関を均一に散布します。カーペット表面と縁を処理し、繊維への浸透を確保します。壁の下部30cmを幅木に沿って連続的に散布します。廊下の入り口と外部ドアエリアに軽くバリアを形成します。;
  4. 処理後:区域を2〜3時間閉め切り、再入室前に1時間以上換気します。環境用スプレーをペットに直接使用しないでください。獣医承認の外用または経口予防薬を使用してください。処理面を24時間水拭きしたり拭き取ったりしないでください。;
  5. 屋外と個人の保護:マダニシーズン(春〜夏)には、草地や森林地域での屋外活動時に長袖とズボンを着用し、ズボンの裾を靴下に入れます。明るい色の服を着てマダニを発見しやすくします。帰宅後は全身を徹底的に確認します。膝の裏、ウエストライン、脇の下、耳の後ろ、鼠径部に注意します。屋外用の服は分けて保管し、速やかに洗濯します。1階の家や庭のある物件では、定期的に芝刈り、低木の剪定、落ち葉の除去を行い、家の近くのマダニ生息地を減らします。

予防・再発防止

ペットには毎月定期的な外部寄生虫予防を実施してください。屋外活動後は、ペットと家族全員の皮膚や衣類を丁寧にチェックしましょう。庭やベランダ周辺の雑草や落ち葉をこまめに取り除き、芝生を刈ってマダニの生息環境を減らします。低層階にお住まいの方は、ドアや窓の隙間、ベランダと屋外の接続部分を密閉してください。屋外で着用した衣類は別に置き、高温で洗濯しましょう。