イエカミキリの駆除・対策ガイド

(イエカミキリ)

*Hylotrupes bajulus*

侵入経路

  1. 新しい建設用製材や無垢材家具は工場から卵を運びます。
  2. 夏の成虫が光に飛来して窓から侵入し、木材の隙間に産卵します。
  3. 古い建物の共有木材部材(廊下の手すり、古いドア枠)が継続的な発生源です。
  4. バルコニーの景観樹木や木材植物スタンドが繁殖個体群を潜ませています。

駆除方法

  1. 処理前:すべての木材部材や家具に脱出孔がないか全館点検します。落ちている木粉を集めて発生源を特定します。懐中電灯で5〜10mmの楕円形の脱出孔を探します。床材やドア枠を叩いて空洞音を確認します。穴の開口部を清掃します。;
  2. 重点区域:脱出孔の開口部(各穴に圧力スポット散布)、床の接合部の縫い目、ドアや窓枠の木材接合部、ワードローブや収納棚の裏板の隙間、壁接合部の幅木上端。;
  3. 散布:スプレーヤーを穴から10〜15cm離して持ちます。圧力スポット散布を2〜3秒行いギャラリーの奥深くに注入します。各穴に2〜3回繰り返します。床のエキスパンションジョイントに散布します。枠の接合部を縁に沿って散布します。ラッカー表面には決して散布しないでください。部屋を2〜3時間閉めます。;
  4. 処理後:徹底的に換気します。新しい粉を監視します。活動が続いている場合は再処理します。重度に損傷した部材を交換します。;
  5. 予防:建設や家具に窯乾燥された処理済み製材を選びます。床材設置前に床下根太を前処理します。屋内木材水分を8〜12%に維持します。毎年春に新しい穴や粉がないか点検します。

予防・再発防止

毎年春に家中の木製部材の表面に新たな羽化孔や木粉がないか点検しましょう。家の中でイエカミキリの成虫が飛んでいるのを見かけたら即座に捕殺し、産卵機会を減らします。夏季に木製部材の接合部に予防散布を行い、成虫の産卵を防ぎます。リフォームの際は防虫処理済みの木材を選び、木製フローリングを施工する前に下地材の防虫処理を行いましょう。室内は換気・乾燥を保ち、カミキリの発育条件を悪化させます。