ノシメマダラメイガ

(メイガ、食品の蛾)

*Plodia interpunctella*

食品・貯蔵害虫 · 害虫図鑑

形態・見た目

ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)は世界で最も一般的な貯蔵食品害虫の蛾です。成虫の翅開長は14〜20mmで、特徴的なツートーンの前翅を持ちます:基部半分は淡灰色、遠位半分は赤褐色から銅色です。幼虫は10〜15mmで、白色から淡黄色、摂食中に多量の絹を産生し、食品粒子を塊に織り合わせます。25〜30℃では、サイクルは4〜6週間かかり、年間4〜6世代があります。成虫は餌を食べず1〜2週間生きます。

習性・隠れ場所

幼虫は穀物、小麦粉、ナッツ、ドライフルーツ、チョコレート、ペットフード、鳥の餌、香辛料、漢方薬を広範に食べます。ナッツとドライフルーツが最も好まれる食品です。屋内では、キッチン収納棚と食品保管エリアに集中します。成虫は光に誘引され夕暮れ時に飛びます。幼虫は寄生された食品全体に絹のトンネルを産生し、粒子を結合させます。暖房のある家では年中繁殖します。

健康被害・リスク

  1. 幼虫は食品を絹の巣、糞、脱皮殻で汚染し、食べられなくします。;
  2. 寄生は数週間でパントリー全体の複数の食品タイプに広がる可能性があります。;
  3. キッチンを飛び回り表面に着陸する成虫は衛生上の懸念を生み出します。;
  4. 幼虫と蛹は包装の折り目や隙間に隠れ、検出が困難です。;
  5. 世界的に分布し、家庭、スーパーマーケット、倉庫、食品加工工場で一般的です。

発生時期・地域

世界中に広く分布します. 温暖を好み, 発育至適温度は24–30°C, 湿度は70–80%です. 年間4–6世代を経過し, 幼虫で越冬します. 越冬世代は4月に成虫の羽化を開始し, 5月から9月にかけて各世代の羽化と被害の最盛期を迎えます. 幼虫は糸を吐いて穀物を綴り合わせて巣を作り, 重症化すると穀物の表面を完全に覆い尽くします.

地域活動期最盛期備考
北半球温帯4月-10月6月-9月世代が重複し, 夏季が被害の最盛期です.
北半球亜熱帯~熱帯全年5月-9月南方では年間を通じて発生し, 世代数が多くなります.
活動時間:成虫は夜行性で走光性があります. 幼虫は穀物の山の中で継続的に摂食します.
繁殖場所:屋内(キッチンパントリー, 穀物保存容器, ドライフルーツ・ナッツ類, 薬草保管場所); 屋外(穀物倉庫, 穀物加工工場, ドライフルーツ倉庫)