ヒアリの刺傷:治療と予防法
火アリ(*Solenopsis invicta*)——輸入火アリ——は刺傷後に激しい疼痛・腫脹・脓疱を引き起こす。刺傷の応急処置と長期予防法を理解すれば、重篤合併症(アレルギー反応・二次感染)を防止できます。
### 火アリ刺傷の応急処置
即時対処(刺傷後15分以内):
- 刺傷部を冷水・冰包で冷却 ——腫脹・疼痛の即時低減。15分間冷却→15分間休息→反復。
- 刺傷部を洗浄 ——肥皂と清水で清洗——二次感染防止。
- 抗ヒスタミン剤内服 ——セチリジン・ロラタジン——痒み・腫脹抑制。
- 脓疱を破らない ——火アリ刺傷の脓疱は24~48時間後に自然形成。破裂→二次感染リスク急増。
重症反応の監視:
- アナフィラキシー ——呼吸困難・喉頭腫脹・全身蕁麻疹・血圧低下——即座に119通報。
- 火アリ刺傷のアナフィラキシー率 ——1%程度——既往者は刺傷後即座のエピネフリン注射が必要。
### 火アリ群落の長期予防
庭の火アリ群落発見時:
- 餌付き bait station を設置 ——火アリ専用餌(フィプロニル・ハイドロメチルノン含有)——群落全体排除。
- 個々の mound(巢丘)に 殺虫剤 powder を施用 ——即時 knockdown 。
- mound を破壊しない ——群落分散→新巢形成→感染拡大。
- 餌と 殺虫剤 の併用は不可 ——餌付けされたアリは 殺虫剤 施用部を回避。
侵入防止:
- 建物周辺の餌 bait station を境界設置——侵入路遮断。
- 植物・杂物・建物接地部の隙間を密封——アリの侵入経路排除。
- 定期監視——新 mound の早期発見・即時対処。